2017-10

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『紫色のクオリア』と『Sense Off』

無意識のうちに手に取った『紫色のクオリア』。最初は「変な漫画だな」としか
思わなかったが、1巻の終わり頃から、ぐいぐい引き込まれる。
2巻まで読んで感じたのは、「これ、『Sense Off』の感じに似てる」でした。
……と、云うより、量子力学や平行世界、コペンハーゲン解釈やエヴェレットの多世界解釈等、
SF要素満載で、そういう題材の好きな人には、もう、たまらない逸品。
しかしながら、この本自体が、話の展開軸も前後しますし、かなりパラレルな物語展開を
していますので、本当の意味で読者を選ぶ本だと思います。
でも、気に入った人は、2~3度読み返すと、自分の中で話の時間軸を繋げる事が出来、
色々考えさせられるのではないかな。と。


紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)


紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)

『紫色のクオリア』も『Sense Off』も、「わけがわからない」と評価している
人が多く、確かに人を選ぶ物語なのかもしれません。でも、私は、この物語、
両方共好きです。えぇ。
『Sense Off』に関しては、私の中では、ストーリー、音楽に関して、
今でも色褪せない物だと思います。
(私的には、ゆうろさんの、あの絵も好きなのですけどね。)
『Sense Off』に関しては、サウンドトラックは今でも販売しているらしく、
その中に、全年齢版としての『Sense Off』も入って居ますので、興味が御座いましたら
買ってみるのも良いのかも。(でも、プログラムの対応はWindows98、音楽はCD-DAなので、
今のパソコンで動くのかは謎。)


「Sense Off」オリジナルサウンドトラック

さて、少しネタバレを挟みながら、思いついた所を挙げていきましょう。

量子力学や平行世界のネームに関しては、かなり長いし、『量子力学』と『平行世界』の
用語を判ってる人なら何も解説は要らないと思いますので割愛。
(ちなみに、シュレーディンガーの猫も出てきます。)
でも、このコミック、ネームが、かなり多いですが、全部、すらすら読めてしまうのは、
ラノベだからか、それとも、私がSF好きだからか……

あとは、私がいつも言って居る『普通』と云う概念。
これは、自分の価値基準に於いて『普通』と考えられるものであって、
元々『普通』なんてものは存在しないんだ。と。
(強いて云うなら『一般的』と云う言い方なら認めますが、
『普通』等と云う物はあり得ないと私は思っています。)
これも、この本は気持ち良く破壊してくれますね。

そういう内容と共に、視点の変換、発想の転換等SFマチックな自由な発想に、
読者の想像力が逞しくなる、そんな感じの本。

『紫色のクオリア』1巻145p「どうしてそう思うの?」

私達は、私達の見聞きしている範囲内でしか思考出来ません。その範囲は、人それぞれで、
その『ひとそれぞれ』に『普通』はあります。じっくり考え、歩み寄りが行われれば、
人は分かり合えるものなのかもしれませんが、歩み寄りが行われない、
或いは聞く耳を持たなければそれで終わってしまう。
だから『普通』を嫌い、『普通』を破壊しないといけない訳で。
「そう思う」と云うのは、自分の中でしか物事を考えてないから。

私に関しても、今迄見聞きした自分の概念から逸脱は出来ないが、
色々な思考を貪欲に貪りたいとは思っています。
結局、そうする事でしか幅は広げられないから。
書籍を読むと云う事は、自分の既知の概念と物語をすりあわせる行為であり、経験が豊富な方が
読んだ時に深みが出るのは、皆さんも判って居ると思います。
(なので、子供の時に読んだ本を大人になって読むと、着眼点も違いますし、感動して涙する、
と云った事もあるでしょ?)

最近私が何度も問い掛けてる「心ってどこにあるの?」と云う問い、この中にも少しありますね。
無機質な物だから魂が無い?それは『人間が』思ってるだけであって、それが『普通』では無い
世界もあるかもしれない……尤も、それはSFと云う分野になるのかもしれませんが。

ちなみに、『紫色のクオリア』は、電撃文庫のライトノベルのコミック化と云う事で…
ラノベの方はどんな感じなのかなぁ…今度、手に取ってみよう。。。


紫色のクオリア (電撃文庫)

……あぁ、でも、電撃文庫より、きちんとした(?)SF読みたくなってきた。。。
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